おばあちゃんの家(耐震改修+リフォーム)
●作品の紹介●
・お気に入りの空間は残して
母屋は築75〜80年の昭和初期建築瓦屋根。
増築部分は築40年で、まず増築部分の基礎補強と1階部屋をスケルトン耐震補強を施し
次の段階で母屋水回りの耐震補強および改築をした。
90代後半になる祖母がいる中での住みながら工事、工事する部屋の機能を
空き部屋に移動しながら進めた。
・使い勝手を良く居心地の良い場所に
水廻りは建物北側にあるために、昼間でも電灯をつけなければならないほど暗くとても寒い部屋だった。
一間×半間の勝手口に洗濯機が置いてあったり、ダイニングに面して洗面、トイレの扉が開いたりと使い勝手が悪かったことや、浴室もシロアリの被害があるため、柱や土台を交換する必要があった。
大震災の教訓を踏まえ、インフラに頼らないエネルギーとして薪ストーブを設置。
出来る限り既存の木製建具を流用し、新たな光取りとしてのFIX高窓は制作。
今回の改築にて見違えるほどの光が入る居心地良い空間とすることができた。
●DATA●
所在地 東京都町田市
構造 木造
規模 地上2階
主用途 住宅
工事期間 2011年3月〜2011年7月
施工 柴田工務店(神奈川県大和市)