東京芸術大学 キャンパス計画(耐震改修)
●概要●
・講義室映像シアター改修
中央棟第一講義室に4Kの映写設備を導入するのにあたり映写室を新たに設置し、
室全体を最新の映像設備対応とする改修工事を行ったもの。基本計画とデザインを担当。
右写真奥の中央部が映写室。簡易的な音場調整を施し、高精細のシアターが実現した。
・絵画棟耐震改修
上記の中央棟と同じくF.L.ライトに師事し、芸大で教鞭をとられていた故天野太郎先生設計の
絵画科のための建物(築40年・地上8階建て)を耐震補強するのに合わせて内部の改修も行ったもの。
1階にある大石膏室の開放的な室内に造られる耐震壁を利用して新しいギャラリー空間と
エントランス空間を計画。納められている石膏像の配置を改め、回遊性のある動線計画を
取り入れた。キャンパスミュージアム構想の中心的空間としてオープン化する理念のもとの計画。
・陳列館耐震改修
築80年のRC造の2階建ての美術館。耐震性を高めるために窓を塞ぎながら、できるだけ外観を変えず
今までと変わらぬ使い勝手を確保することが課題となった計画。
現場記録データサイト 工事の状況を詳細に記録しています。