東京芸術大学 取手校舎 仮設守衛所
●概要●
・茶筒のガードマン
大学の正門を守る守衛所を仮設として設計。
2人の警備員が夜間2交代でここに駐在する。
そのための最小限のスペースと、仮眠のためのロフトを設けた。
正面上部の4つの穴はロフトからの覗き穴。よるには目の様に光る。
ちょっとユーモラスな立ち姿になったのではないかと思う。
・素材
筒の直径2.4m。高さ3.5m。外装はコールテン鋼材t6mmを用いそのまま構造となっている。
表面はサンドブラストを掛け錆の進行を待つ。数年後には向かいにある大学美術館の
外壁と揃う予定。内部は発泡ウレタン断熱材を吹き付け、内装材で仕上げてある。
ロフト部分は音の反射を抑えるためにグラスウールボードを張り巡らした。
●DATA●
所在地 茨城県取手市
構造 鉄板造
規模 地上1階 ロフト付き
主用途 守衛詰所
建築面積 4.5m2(1.3坪)
設計期間 2005年10月〜2005年11月
工事期間 2005年11月〜2005年12月
施工 白倉工業株式会社(横浜市)